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看護部BLOG

2017.04.19
アメニティ

「多数傷病者来院時対応訓練」の見学に行って来ました!!

日:平成29年3月1日
時間:17:00~19:00

  • 訓練の目的
  • 災害時における病院へ職員参集基準の周知
  • 災害時における指揮命令系統確率の重要性の周知
  • 1F外来フロアーでの臨時診療スペースの増設方法ならびに設備・備品の使用方法の周知
  • 災害対応における外来のゾーニングや患者のトリアージの考え方

災害の想定

近隣で列車事故が起こり多数の負傷者が発生し2次救急患者を中心に多数の患者が搬送される。

○暫定災害対策本部の設置・在院職員召集・指揮命令系統の確立

初動対応カート(災害対策マニュアル・1階フロアー図・災害対応組織図・アクションカード・拡声器・ホワイトボード・ビブス)
初動対応セット(充電してあるトランシーバー・PHS名簿)
このカートは優れもので、(初動対応カートはかなり大きなものです)
色々な物品が整理されすぐに使用できるようになっており暫定災害本部はあっと言う間に設置され、召集された職員へ状況説明・役割分担・エリアごとに、配置された職員はそのエリアのビブス・腕章を着用し、その後は各エリアリーダーの方がアクションカードに基づいて受け入れの準備をしていきます。

○1階外来待合フロアーにおける臨時診療スペースの増設・各エリアの準備

1階のフロアーはとても広く、赤、黄、緑とエリアが分けられトリアージされた患者がスムーズに搬送・案内される仕組みになっていました。

災害時に診療スペースを確保することを想定した構造になっており、日常は普通の通路が、壁に11台の酸素、吸引装置が埋め込まれて?おりベッドを持ってくるだけで11床確保でき、診療には十分な広さでした。

○多数傷病者来院受付・トリアージ・情報連絡

大勢の患者が搬送された場合、患者情報をどのように管理・把握されるのか関心がありました。トリアージタッグを患者搬入ゾーン別にホワイトボードに貼付したり、電子カルテが使用できないことも考え災害用の救急診療録があるなど参考になりました。

さすがに、阪神大震災を経験された病院であると感じました。災害対策本部を設置して患者を受け入れるまで30分。職員の方の訓練に対する真剣さが伝わり、又、震災に対する認識も当院とは違うと感じました。

当院は117床の小さな病院ですが、外来患者数は1日、300~400人と多く、地域密着型の病院です。災害があった場合には、当院の役割を認識し対策をしていかなければと真剣に思いました。

今回、見学をさせて頂いた神戸市立医療センター西市民病院職員の方に深く感謝致します。

外来  看護師  N